早いもので昨年11月からライターブログを始めてもう1年以上が過ぎました。記憶力の怪しい私にとっては月に1度しか更新していないブログが備忘録代わり。
自分が1年間何をやってきたのか読み返してみるとまるで別人のようです。この記事も1年したら別人が書いたように思えるのでしょうね。
Contents
収益について
過去記事を読み返してみたところ、4か月目で早くも収益報告を止めてます(汗)
確かこの頃にクライアント様からブログ読んでますと言われた覚えがあります。直契約とか色々あって、いくら稼いでいるか見えるようにしておくと、関係者に私が受けている仕事の比率と単価が簡単に推測できてしまうので止めにせざるを得ませんでした。
この頃はまだランサーズだけをプラットフォームとして頼っていましたが、直契約を取ってこそ一人前的な空気もあり、2カ月目くらいから営業をしていました。おかげでここ半年ほどランサーズで仕事をしていませんが、4社ほど直契約で継続的にお仕事を頂いています。どのクライアント様もビジネス相手として理想的で何のトラブルもありません。実にありがたい事です。m(__)m
そのうち2社は1文字〇円でいくら書いてもいいよ、とは言われているので新規営業のモチベーションは落ちぎみ。好条件ではあるのですが、ここ数カ月のうちに色々思うところがあり、後述の来年の課題とリンクしています。
それとランサーズですが、ライターを始めて仕事に慣れてくるとランサーズにいい仕事がない等と感じて直契約に目が行きますが、これは新人ライターがかかる麻疹のようなものです。直契約を取れてもデメリットが無視できないほど大きいので直ぐに思い知るでしょう。世の中思ったよりも非常識な人が多いんです。
実際、仕事をしてもお金が払われなかったり、プロジェクトが進んでいるハズなのに何の連絡もなくチームのSlackから外されて音信不通になったり、メッチャオシャレなオフィスで打ち合わせした案件がアレコレしたりと色々面倒なことがあり、今ではプラットフォームとしてのランサーズの有難みを再確認しているところ。
先週久しぶりに提案を出したらまずは打ち合わせという事になったので、今後はまたランサーズに戻っていくかもしれません。
で、肝心の純粋なライター・ディレクター収益ですが、7カ月目に100万円たまった時点で全額を車の頭金に使ってしまいました。
以降も毎月のローンと駐車場代、保険等含む維持費はもちろん、それなりに稼げているけどそれだけで暮らしていくのは厳しいという数字。ちょっとボリュームがある副業みたいなレベルに留まっています。
フリーランスとしてライター以外のメイン収入源があるので暮らしていけるわけですが、ライター事業については「このレベル」をどうやってぶち抜くか、というのが課題であり、悩ましいところです。
確かにクライアント様に恵まれているので、望まれるようにたくさん書けばいいのは分かるのですが、それだと一人のフリーランスとして先が厳しいんです、1年続けてきて迷いが生まれました。
仕事内容について
守備範囲が広いので、それなりに幅広い記事を書けますし分からない事も書籍で知識ブーストするなどして対応していますが、やはり単価が上がると求められるクオリティも高度になります。生産力はどうしても落ちてしまいがち。
1円ライターだった頃は1日1万文字以上書けましたが、今では5,000文字が限度。しかも提出している記事の文字数も2,000~3,000文字が多いです。これは文字単価が良くても金額的には大差ないです。記事を書くほど知識が付き実績になるというメリットはありますが報酬総額的には思ったより伸びません。
それでも続けていれば、良いクライアント様と巡り合えば!と頑張っていたところで、その固定観念をぶち壊してくれた方がいます。
複数のオウンドメディアを運営する会社の創業者なのですが、初回面談の際に「あなたのやっている仕事はライターではない」「お前をライターと認めない」というジャブから始まって色々と貴重なお話を聞かせてくれました。
今までキチンとライティングでお金をもらっているし!ウェブライターとして扱われているし!!って事で正直鼻白んだ私ですが、その後の話を伺えば確かに!と思う事しかり。
やはり高単価の仕事を取るにはライター自身が数字を持っていないとダメ。そうでないとメディアのクライアント様が予算を出してくれない。だから個人ブランディングが大事だって事なんです。だから無名のままで仕事を受け続けていても限度があるのです。これが迷いの原因です。
「お前はライターではない」という全否定から始まったこの面談ですが、なんやかんやで仕事を頂けることになり、マーケティングセミナーの取材仕事をもらったり、ゲーム開発者向けのゲームメディアでSEOを意識しないコラム記事を毎月2本頂いています。
仕事を発注してもらえたことはもちろん、単価の仕組みについての話はホントに貴重だったと思います。安く使いたければこんな話はしないでしょう。
秋ごろから条件の良い仕事を探してガムシャラに書いたり、ディレクターとして大きな仕事を受けようという方針を転換し、自分自身のブランディングについて考えるようになりました。
来年以降の仕事の方向性
そんなわけで自分自身のブランディングをしよう!という事でアバターを花咲みやびさんに描いてもらったり、趣味ブログのハンドルネームを改名してライターと共通にして稼働していないTwitterアカウントを削除統合といった具合に目に見えるところから始めているのですが、目先の仕事に追われて遅々として進んでいません。
※花咲みやびさんはライター組合関係のアイコンも作成している方です、ハイクオリティ!
プランとしては、今ある趣味系YouTubeチャンネルに継続投稿して再起動させて、コメント欄で交流を深め、少しずつ仕事のアピールをして属人性を高めていこう、というところです。長年続けている雑記ブログもあるのですが、あらゆる面で作りが粗いので今さら修正不能。SEO的には壊滅なので引き続き書きたいことを書けばいいかな。まあ月に数千円は稼いでくれるのでドメイン・サーバ代くらいにはなるし。
他にもいくつかプランはあるのですが、どれに力を入れようか・・・ようやく時間が作れるようになった年末年始で覚悟を決めたいと思います。
現時点で暫定的に設定した来年のゴールは名前で仕事が取れるポジションに立つ事、自分の商材をつくること。
ウェブライターというビジネスもだいぶマーケットが成熟してきた感があり、複数のライターグループが並立していますが、継続的な仕事があるライターは営業する必要がありません。だから私の予想では当分の間、ライターは人手不足状態にあるでしょう。
Webライターはオワコン、これからは動画編集、ランサーズでは食べていけない!等という煽りは無視していいかと。
他にもライターが淘汰されづらいと思われる根拠はあるのですが、それはもう少し考えを熟成させた後に記事にするつもりです。
それでは3,000文字近く、こんなにも個人的な記事を読んでくださってありがとうございます。
もしあなたがウェブライターだったり、これからウェブライティングを始めようかと悩んでいるのだったら、本稿が少しでも意思決定の役に立てば幸いです。