低品質ランサーVS低品質クライアント|これはチャンス以外の何物でもない

低品質ランサーVS低品質クライアント

ライターやアフィリエイタークラスタのTwitterを眺めていると、クライアントとランサーの意識の違いが見えてきます。当たり前とは何なのか?

私としては主にランサー側に立っていますが、逆の立場の言い分も理解できます。

そこで、両者によくある主張を並べてみました。

ランサー側の不満

ライター側としては主に下記の不満を持っている事は間違いありません。

グチりたくなるのはこんなところです。

  • クライアントの発注金額が安すぎる
  • 作業に着手しているのに途中でキャンセルされた(これは最悪です
  • 指示が曖昧で、変更が多い
  • 仕様が決まるまで時間がかかったのに納期が延びない
  • 発注後のエスクローや承認が遅い
  • 同意した条件に後付け項目を増やしてくる
  • テストライティングを無料で課してくるのに記事として利用している
  • 仕事の予約があったからスケジュールを空けたのに連絡が無くなる
  • 仕事を教えるといって低単価で奴隷労働させるのはやめてほしい
  • 仕事を依頼するといってリンク先で高額塾や教材を売るなどしないでほしい

これらは単価や契約の問題、レスポンスの問題、案件自体が詐欺の問題の3つに分けられます。

仕事を装った詐欺案件のクライアントについては問題外として、真面目に作業をしているランサーにとっては仕事の進め方や条件が問題となります。

私も無料でスカイプ面談した後でテストライティングを済ませて正式発注を待っていたら、案件自体が無くなった経験があります。

これって悪質なタダ働きですよ。

クライアント側の不満

不満を抱えているのはランサーだけではありません。

クライアント側としては下記の不満を抱えています。

  • 高単価で依頼を出しても低品質記事が上がってくるので、単価がクオリティに反映しない
  • 納品された記事がコピペだった
  • 連絡がつかなくなって作業を放棄された
  • レスポンスが遅い
  • まともなランサーが見つからない

クライアントとしては、お金を払っているのだからマトモな仕事をしてくれ!と言いたいところですよね。

特に仕事を放棄されたり、低品質な成果物が上がってくると不満は高まります。

コピペ記事なんて詐欺以外の何物でもないです。

ランサーの中にも匿名だからといって、お小遣い稼ぎ感覚で責任感の薄い人たちが相当数いる事は間違いありません。

発注をする際にそういった人たちを避けてマトモなランサーを見つけるのは大変なのです。

当たり前が出来る人は少ない

私自身が作業する側の立場なので、どうしてもランサー側の不満が多くなりますが、先日クライアント側の気持ちが分かりました。

リアルな知り合いからイラストレーターを紹介してもらったので、対面で打ち合わせをした上で仕事を依頼したのです。

顔見知りならいい仕事をしてくれるかと思ったのですが、見事にクライアント側の不満を実感できました。

一か月たってもイラストが下絵のままで最終形が上がってこない、連絡が途絶えるのです。

こうなったら、仕事料を払ってくれない等と知人にある事ない事言いふらされても嫌なので、お金だけ払ってサヨナラです。二度と依頼しません。

私の例はランサーズを介していませんが、ネット上では悪い話題が広がりやすいという点を考慮しても、クライアント側もランサー側も、マトモな人は思ったよりも貴重なようです。

これはネットの世界だけではありません。

リアルでも、中小企業や個人事業主のレイヤーにおいては、かなりいい加減な商習慣があります。

当初の取り決め通りに作業を行い、きちんと支払いがされて当然という常識が通じる範囲は思ったより狭いのです。

いい加減な人たちの存在はチャンス

このようないい加減な人たちばかりが目に付くと、世間に辛さを感じたり気分がどんよりしてきますが、嘆くよりもチャンスです。

仕事をしていれば、確率の問題で良いクライアントと巡り合えるでしょうし、マトモな人の周りにはマトモな取引相手や仲間がいるものです。

マトモな人が少ないという事は、試行回数が少ない内はひどい目にあう可能性が高い事を意味します。

しかし、痛い目を見ても諦めなければ自分自身が成長します。

一定の見識が出来れば、地雷案件や地雷ランサーを避けて巻き返せるのです。

SNSではイラストや漫画を使って被害者ムーブをする人が目立ちますが、世間一般での「マトモ率」を考慮すれば、怒り狂う気持ちも多少はマシになるかと思います。

自分としては賢く危険を避けて、どちらの側に立っても客観性を見失わないようにしたいですね。自戒を込めて!

怒りの裏には期待があります。

世間や取引相手に対する信頼や期待というか、見積もりを高くしない事が大事ではないでしょうか。

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