【備忘録】AIライターと生存術

雑記

入院中に書いた備忘録です。

2022年の11月にChat GPTが出てきてから3か月。最近の私のTwitterのタイムラインはChat GPT活用術の話題で持ちきりである。Chat GPTの登場前に画像生成AIが話題になっていた時は絵師クラスタが大騒ぎになっていたが、今度はライタークラスタが(静かな)大騒ぎといったところだ。

現在の Chat GPTは嘘情報をまことしやかに回答するなど明らかな欠点があるが、技術的問題として近い将来に解消されることだろう。

もっとも、さらにその前にはAI作曲が音楽クラスタで話題になっていたそうだが、そちらは全く視界に入っていなかった。もともと作曲クラスタはテクノから続くDTMが根付いていたから、コンピュータに作曲されても、絵師やライターほど大きなショックがなかったのかもしれない。

プロのギタリストに聞いたところ、ギターのような弦楽器の音を除けば、生演奏と自動生成音楽の違いに気づけないほどの完成度に達しているらしい。ただし彼はギターで食べているから、自分の分野はまだ大丈夫って思っているだけの可能性は否定できない。誰だって自分の仕事は特別だと思いたいものだ。

音楽を作るとか、演奏するとか、絵を描くとか、文章を書くといったクリエイティブ系の仕事は人間サマの創造性の賜物と思われていたが、いまやAIにその役割を奪われる寸前。特に Chat GPTは今年中にVer4にアップデートするらしいので更に洗練されるだろう。

私としてはこのような事態が来るのが分かっていたので、私個人の独自性を出すためにYouTubeで顔出しライブ配信を始めたり、SEO系の仕事から取材やコラム作成系の仕事に移行したりしている。収入は下がるが、将来一気に淘汰されるよりマシだ。

おかげで最近はYahoo!ニュースやマイナビニュースに記名記事を書けるようになった。もっと掲載頻度を上げていきたい。

ただ、これにも問題がある。常にコンテンツを作り続けなければいけない。

フリーランス9年目、年齢的にも40代に入り、少し疲れが見えてきた。入院中ということもあり弱気になっているかもしれないが、固定収入を得られるような仕組みづくりをするか、一気に稼ぐ方策を見つける必要がある。同じことを数年前からずっと言い続けているのだが日常に忙殺されて進んでいない。

先日、全く違う分野で大きく稼いでいる自営業者の集まりに出席した。そこで新たに分かったことや刺激を受けたという事は特にないのだが、やはり自分の商品を持つ必要があると痛感した。クライアントワークをしているだけでは楽にならない。わかっているのだが抜け出しづらいといったところだ。

また別の見方もある。ライターだからこそAIライターを上手く使える。そこに大きなビジネスチャンスがあるという考えだ。AIライターの実用化はコタツ記事やSEO記事量産時代の終焉を意味する。金融&健康関係の資格が必要な分野ですらAIに書かせて、専門家のチェックを受けるだけで良くなるだろう。自分がチェックをする立場であるのなら安心だ(もちろん私にはそんなアテはない)。

自分でAIを使いこなせるクライアントはライティングを内製化するだろう。

思いついた。

AIライターが実用化されたら、低額&定額の導入コンサルタントをするというのも面白いかもしれない。その時は誰もよりも先にAIライティングに習熟しようと思う。

追記

今度は動画まで自動生成されるようになった。これでイラスト、サウンド、テキスト、ムービーのすべてがAIの射程範囲になった。いったいどうなるのか。

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