オーディブル(Audible)のススメ!ハイクオリティな内容がラジオ感覚で楽める

全世界20億人が利用するYouTube。日本においても良く使うSNSとして若年層の7~8割がその名を挙げています。しかし、もう少し未来には映像ではなく音声だけのメディアがそのシェアを伸ばしてくるのではないでしょうか。

この記事ではAmazonと共通アカウントで使えるAudible(オーディブル)についてレビューします。

オーディブル(Audible)とは?

オーディブルとはオーディオブックのサブスクリプションサービスです。2022年現在、ごく一部のタイトルを除き、12万冊以上のオーディオブックなどが月額1,500円で楽しめます。

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Amazonプライム会員なら3カ月間無料で使えるとの広告を見て試しに登録したところ、 一日中部屋の中にいる筆者の耳のお供としてかなり便利でした。

下記にそのメリットを紹介します。

オーディブルのメリット

オーディブルの利点は何といっても目が疲れず、BGMとして「ながら作業」に使える点です。映像メディアが五感のうち主に目を占有するメディアだとすれば、オーディオブックは耳を占有します。

以前はラジオがその役割を担っていましたが、今はYouTubeや音楽サブスクが強力なライバル。管見の限りにおいて、ラジオコメンテーターよりもVtuberのおしゃべりのほうが好き!という人は多いです。むしろラジオを聴く人は少数派になってしまったかと。

動画編集などの作業を行う際、お気に入りのYouTuberやVtuberのおしゃべりをBGM代わりにしていた筆者ですが、生放送の動画はたいてい1~2時間程度。情報密度にもばらつきがあるので、常に供給力不足に悩まされていました。

しかしオーディブルにはきわめて情報密度の高いオーディオブックが大量にそろっています。1.5倍速で聞いても本1冊で3時間は楽しめます。

スマホにダウンロードしておけばオフラインでも使えるので通勤中のお供に向いていますし、目や手はふさがっているけど、耳は空いているという人には強くお勧めしたいです。

オーディブルのデメリット

オーディブルの広告を見ると、忙しい人の学習用におすすめ、といった紹介の仕方をしていますが、これは根本的に誤っています。本当に忙しい人は必要な情報を学習するために本1冊に数時間も割いたりしないものです。オーディオブックの場合、テキストなら1時間かからず読み終わってしまう本に6時間(倍速にしても3時間)もかかるからです。しかも要点だけを抜き出して聞き直すこともできません。

オーディオブックはあくまでも学習の補助、空いた耳で密度の高い情報を摂取するためと割り切ったほうが良いでしょう。オーディオブックで勉強するぞ!という試みはまず間違いなく失敗すると思われます。知らない単語が出てきたとき、音だけだと漢字やスペルが分からないので学習には決定的な欠陥があります。

オーディオブックは学習目的で使うにはあまりにも時間がかかりすぎると言わざるを得ません。あくまでもライトな「ながら学習」や娯楽目的とすべきです。

オーディブルのおすすめタイトルと聞き方

オーディブルには異世界転生系ライトノベルから古典文学、ビジネス書まで幅広いラインナップを誇ります。そこで筆者おすすめのタイトルとその理由などを紹介します。

オーバーロードシリーズ

YouTubeチャンネルで触れたタイトルです。想像以上でした。たいていのオーディオブックは1名のアクターが朗読するのですが、本シリーズはなんと男性と女性の2名体制。性別が違うキャラクターのセリフがすんなり入ってきます。アニメを強く意識して日野聡さん演ずるアインズや原由実さんのアルベドに演技を寄せているのが特長です。 キャラの解釈が同じなのでアニメのイメージが強い人でもさほど違和感がありません。。

文字を読むのが苦手な人にもおすすめ。ドラマCDとして聞ける良作です。

物語シリーズ

西尾維新さんの独特な言葉使いが有名声優さんによって朗読されます。前述のオーバーロードとは違い、物語シリーズでは実際の声優さんが一本ずつ交代しています。例えば化物語(上)の場合は阿良々木君役の神谷浩史さんが担当していると言った具合です。

アニメ版のオーディオコメンタリーのようなキャラクター同士の掛け合いは望めませんが、声優ファンの方には自信をもって強くオススメします。

なにせ7時間とか8時間、ずっと神谷浩史さん( 阿良々木暦 )や加藤英美里さん(八九寺真宵)が朗読してくれるんですよ、これはファンなら聞くべきでしょう!

遠野物語

化物語から怪異つながりで民俗学の大家、柳田邦男の古典です。 すでに青空文庫でも読める作品ですが、オーディオブックで聞くと心に染み入ってきます。下記のような古い言い回しで語られることでしか摂取できない「成分」があるのです。

この話はすべて遠野とおのの人佐々木鏡石君より聞きたり。昨さく明治四十二年の二月ごろより始めて夜分おりおり訪たずね来きたりこの話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手はなしじょうずにはあらざれども誠実なる人なり。自分もまた一字一句をも加減かげんせず感じたるままを書きたり。思うに遠野郷ごうにはこの類の物語なお数百件あるならん。

遠野物語 青空文庫

個人的には文語調の作品を朗読してもらうのが好きですね。

おくの細道

学校の授業で必ず習う名作古典です。岡崎弥保さんのしっとりとした昔ばなし調の語りに癒されます。岡崎さんはオーディブルで昔ばなしをいくつも朗読しています。子供の読み聞かせにもよいでしょう。

日本的霊性

禅を世界に広めた鈴木大拙さんの代表作です。20年ぶりに今度は耳で読み直そうと思って聞きました。精神力とは注意力のことだ、という下りはこの年になっても刺さります。他にも西田幾太郎さんの「善の研究」なども聞いたのですが、こちらは注釈が入るごとに引用元の書籍名を読み上げるのに閉口。ぶつ切りになって聞きづらく、お勧めできません。名作を読み直すのにオーディオブックは向いていますね。

ねじまき鳥クロニクル

村上春樹作品の最高傑作と名高い超名作です。バットで頭をカチ割るべし!村上作品は登場人物が心情を独白の形で吐露するシーンが多いことで知られていますが、ナレーターは男性1名だけ。女性パートも全部男性が演じます。

しかし思ったよりも違和感がありませんでした。これは演技力というより、よく言われるように村上作品の女性がみんな「村上春樹先生の女装」だからでしょう。村上春樹作品について語ると長くなるので止めておきますが、テーマやストーリーにキャラクターが奉仕するの村上作品だと思っています。だから登場人物の心理導線が不自然だとか、こんな女(男)はいないと批判されがちなのですが、オーディオブックになることで「男性がエミュレートした女性」という感覚を改めて強く覚えました。

まとめ

オーディブルには上記のおすすめ本以外にも最新のビジネス書や三体のようなSFジャンルまで、相当に幅広いラインナップが揃っています。聞くものがなくて困る、ということはないでしょう。

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追記

Amazonプライム会員3カ月無料は7月25日までとのこと。ご注意ください。

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